ケーススタディ/申請実績

ケーススタディ【建設業許可】資格はないけど経験はある

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 2014年8月  
 神奈川県知事許可/一般  
 業種:内装

建設業許可申請の経緯

長年、内装工事業に携わり、約10年前に個人事業主として独立。7年前に法人化。元請会社からの要請があり、建設業許可の取得をご希望でした。

はじめは建築一式工事での申請をお考えでしたが、詳しくお聞きしてみると内容はすべて内装工事。そこで内装工事の許可の取得を目指して進めました。

※「建築一式工事があればすべての工事が出来る」と理解されている方も多いのですが、間違いです。内装工事単体で請け負う場合には、内装工事の許可が必要です。

許可は取れるか?要件チェック

1.経営業務の管理責任者がいるか
役員は代表者様のみ。法人化してからの確定申告書を拝見。業種欄には「建築工事業」の記載。希望している内装工事ではありませんが、ご相談時点で、あと数日で7年間が経過するところでした。

7年間の建設業の経営経験を証明できれば、すべての業種の「経営業務の管理責任者」になることが出来ます。

神奈川ルール発動で、この確定申告書を使って証明することに決定しました。

2.専任技術者がいるか
代表者様は資格がありませんでしたが、個人事業主時代と法人化してからの経歴を足して何とか10年の実務経験がありました。実務経験の証明方法は色々ありますが、許可業者での勤務実績が無い場合には、実務経験証明書+10年間の工事実績として注文書等を出します。

今回は注文書+請求書+通帳+確定申告書と、組み合わせで申請しました。

3.財産的要件
500万円以上あることが分かる預金残高証明書を添付しました。

4.誠実性
5.欠格要件
特に問題ありませんでした。

許可を取得してから、その後

1ヶ月後にスムーズに許可取得となりました。

資格が無く、実務経験で許可要件を該当させるケースはよくあります。しかし、原則10年で1業種の実績しか認められません。例えば次に別の業種の許可が必要になった時、更に10年の実務経験が必要になります。重複は基本的に認められません。

一方、資格の場合は、一つの資格で多数の業種の専任技術者としての要件を満たすケースもあります。

また社長一人の実務経験に依存する許可の維持は怖いものがあります。社長に何かあったら許可の維持が出来なくなります。社員さんが専任技術者の要件を満たすようにするためにも、資格取得支援がとても大切です。

社員さんに資格を取ることを勧めても説得力がありませんので、社長がまず資格を取り、そして社員さんにも奨励するのが良いですね。

とはいえまずは許可取得。経験も素晴らしい積み重ねです。それなのに証明する書類が無くてその10年、20年が無駄になるのは本当に避けたいこと。大切に保管をしておいてくださいね。

ケーススタディ【建設業許可・経審】建設業許可を取得し、すぐに入札参加資格を得る

ご相談の内容と経緯

もともと横浜市の「設計・測量業務」の入札参加資格をお持ちだったお客様。建築士が複数名在籍し、設計業務を行っていました。

軸となる設計業務から展開し、「公共工事案件も受注できるように準備をしておきたい」と、工事の入札参加資格取得をご希望でした。※横浜市の入札参加資格は、①工事、②物品・委託、③設計・測量に別れています。

工事の入札参加資格を取得するために、必ず行わなければならないことは、【経営事項審査】です。これは完成工事高、技術者の数、経営状況、保険に加入しているかなどを点数化した、全国統一基準の建設業者様の通信簿のようなもの。経営事項審査を受け、その評点を持っていることが、入札参加資格を得る必須条件です。

そして経審を受けるためには、建設業許可を持っていることが必要です。経審を受けることに要件は特にありませんが、許可は要件クリアが前提。そこで、要件チェックを行いました。

許可は取れるか?要件チェック

1.経営業務の管理責任者がいるか
ご依頼頂いた時、こちらの会社さんは6期目でした。設立当初から工事の請負は行っており、それらで代表者様の経営経験を証明しました。
また、神奈川県の場合、代表取締役であれば常勤であることが推定され、他社で役員などに就任していなければ履歴事項全部証明書(会社の謄本)を提出することで常勤性を証明出来ます。この点、問題ありませんでした。

2.専任技術者がいるか
常勤の一級建築士さんが在籍していました。この時点で社会保険に加入していなかったため、住民税の特別徴収をしていることが分かる書類を添付し、常勤性の証明を行いました

3.財産的要件
資本金は200万円で設立。500万円以上あることが分かる預金残高証明書を添付しました。

4.誠実性
5.欠格要件
特に問題ありませんでした。

なお、許可業種について、お客様ご自身では[内装仕上工事]でなければ取れないのではないかとお考えでしたが、本来のご希望は[建築一式工事]でした。書類を拝見させて頂き、建設業課にも確認の上、過去の工事実績が建築一式工事と認められ、そちらで申請をすることになりました。

許可を取得してから、その後

許可申請と平行して、経審の準備を進めていました。許可申請後、1ヶ月で許可を取得。その後、すぐに経審の申請。1ヶ月後に結果通知が届き、横浜市の入札参加資格の申請手続きを行いました。

元々、個人宅からの大規模改修工事の依頼も多かったのですが、建設業許可の取得後、順調に新規顧客からの依頼を受け続けています

横浜市の入札参加資格は現在、社会保険加入が必須となり、許可取得後に社会保険にも加入しました。

設計業務との関連の中で工事を請け負っていることもあり、積極的に公共工事案件に挑戦しているわけではいらっしゃいませんが、横浜市の入札参加資格があるということは、一つの信頼となり、受注のしやすさに繋がっているそうです。また自社の強みとマッチする案件があった場合に、いつでも手を挙げることが出来るということは、ビジネスチャンスを逃さない重要基盤となっています。

許可申請も経審申請も入札参加資格申請も、申請するまでの時間はお客様とこちらの頑張りで何とかなる部分ですが、いずれも申請してから約1ヶ月は審査期間があります。仕事の話が舞い込んでから動いたのでは遅い理由はここにあります。今回のケースも最短で申請をしましたが、数ヶ月かかっています。

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ご相談の内容と経緯

学校をご卒業後、塗装工事業者に弟子入りし、その後独立。個人事業主として、10年以上のご経験がありました。法人化されたいと、株式会社を設立のお手伝いをさせて頂きました。

その後、建設業許可に関するご相談を頂きました。

当時、500万円以上の工事を行う予定は無く、またその時点では元請業者から許可取得を求められているといった事情も無く、どうしても必要なものではありませんでした。私もその旨はご説明しました。

しかし、経験や技術を対外的に証明出来るのが、この建設業許可。『建設業をやるからにはちゃんと許可を取りたい』と建設業許可の取得を希望され、要件のチェックを行いました。

許可は取れるか?要件チェック

1.経営業務の管理責任者がいるか
代表者様は10年以上、個人事業として塗装工事業を営んでいる経験がありました。神奈川県では確定申告書を用いて証明することが出来ますが、これらの書類もバッチリ揃っていました。 また、代表取締役であれば常勤であることが推定されます。他社の役員でもなかったので、特に追加の証明書類は不要でした(履歴事項全部証明書はもちろん添付)。

2.専任技術者がいるか
該当する資格をお持ちの方はいらっしゃいませんでしたが、代表者様には10年以上の実務経験があり、それを自身で証明することが出来ました。この場合も確定申告書が証明に使えますが、問題なく揃っていました。

3.財産的要件
資本金は300万円で設立。決算期を迎える前に申請しましたので、500万円以上あることが分かる預金残高証明書を添付しました。

4.誠実性
5.欠格要件
特に問題ありませんでした。

許可を取得してから、その後

現在もメインは塗装工事業、下請としての工事を主に行っています。売上は年々増え、前期の売上は実質初年度の1.9倍となっています。

現在でも、建設業許可が必要となる500万円以上の工事はほとんどありません。それでも許可を維持しているのは
▼下請企業の中での差別化を図るため
▼増やしていきたい元請案件を得るための信頼材料として
です。

建設業許可は誰しもが取れるものではありませんし、経験や技術を厳しく審査されます。代表者様が「信頼の証」として取りたかったこの建設業許可は、今まさにその通りに活かされています。 会社の規模が大きくなるにつれ、新しい課題も見えてきたこちらの会社様。特に、代表者様の営業力や経営力で成り立ってきたため、従業員育成が急務です。顧問契約を頂き、ステージに適した研修や取り組みを継続的に行っていく予定です。

ケーススタディ【建設業許可】資格により一気に9業種申請

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ご相談の内容と経緯

許可は取れるか?要件チェック

許可を取得してから、その後

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  1. こんにちは。笹森です。弊所では建築士事務所登録のご依頼も多く頂いております。 届出事項のうち、建設業
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