得する建設業ニュース

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2017.12.26   得する建設業ニュース

横浜市総合評価で加点!グッドバランスについて

横浜市総合評価で加点!グッドバランスについて

グッドバランス賞とは

お客様から寄せられた「グッドバランス取りたいです」というお声から始まったプロジェクトについて書いてみます。

グッドバランスとは、正式名称を【よこはまグッドバランス賞】といいます。横浜市が行っているものです。

(以下抜粋)
市内事業所での積極的な女性の活躍推進やワーク・ライフ・バランスの推進を図るために、女性も男性も働きやすい職場づくりを進める中小事業所を、「よこはまグッドバランス賞」と認定し、その取組を広く紹介しています。

労働力人口の減少をはじめとして、様々な経済社会状況の変化によって、企業の活力や競争力の源泉となる有能な人材の確保が、企業にとって一層重要な課題となっています。

「男性は仕事、女性は家庭」という分担を前提とした働き方ではなく、多様な人材を生かし、柔軟な働き方を可能にする取組が企業に求められています。
(以上)

ということで、ひらたーく言うと、女性も、子育て世代も、介護をしている人も働きやすい職場環境を作るための取り組みをしている会社に与えられる賞、という感じです。

 

仕事が取りやすくなる!

「グッドバランス取りたいんだけど」と連絡くださったお客様はもちろん建設会社様なのですが、何かというと、グッドバランス賞を受けている会社は、横浜市発注工事の総合評価の加点になるのです。

総合評価というのは、これもひらたーく言うと、「どの会社が工事をするかを、金額だけじゃなくて技術力とか会社の取り組みとか、それ以外も入れて総合的に決めよう!」というようなもの。

その中の一つにグッドバランスが入ってきていて、これがあることにより工事が取りやすくなる、という仕組みなのです。

ちなみに他にも、女性や子育て世代が働きやすい職場になるための計画を出す一般事業主行動計画の届出なんかもあります。

 

建設業界とグッドバランス

グッドバランスというのは申請して、賞をもらえるかどうか、という話なので審査があります。

項目の中身を簡単に書いてみると、
★女性従業員比率
★育児や介護による休暇取得実績
★ワークライフバランスやメンタルヘルス、パワハラなどの研修をやっているか
★女性特有の健康診断の費用負担
★健康やハラスメントの相談窓口設置
などなどなど。色々。

それを、過去3年という短い時間の中で判断されるという、中小企業には大変な内容です。

しかも、建設業界の女性比率はそもそも低いし、子育て世代の女性がいなければ育休をあげたくたってあげられないので、そのポイントも得られない。

うーーーーん、困った。でも出来るところは全部やってみようと、関与先様のお手伝いをさせて頂きました。ほとんど労務系の話になるので、社労士の先生に研修をやってもらったり、規則の見直しをしてもらったり、そういったことのコーディネートをした感じです。

そして本日、その結果が出て、支援させていただいた会社様の認定が決定していました!制度を利用してしっかり取り組みましたので、本当に嬉しい認定となりました。

 

このような制度をどう活用するか

まったく特別なことをしてない素の状態で、グッドバランス取れる!というところがあればそれは素晴らしいですが、こと建設会社さんに関してはそうはいかないと思います。

審査される項目は、「出来ているといいよね。出来ていると働きやすい職場に近づくよね」というものなので、その項目を達成するために取り組む中で、後から働きやすい職場がどんどん出来ていくような感じじゃないでしょうか。

そういえば去年、男性社員に5日間以上の育児休暇を取らせることによって助成金が出る、という情報を聞きまして、男性社員のお子さんが生まれると分かったときに、さっそくこの育児休暇をとってもらうことにしました。もちろん本人の希望もあって。助成金が無かったら思いつきもしなかったかもしれませんが、結果、短い期間ですが、生まれたばかりの小さなときに子どもと過ごせる時間を持てたのかな、ママも少しは助かったかな(ここは社員次第ですが。笑)と思っています。

こういう制度をどんどん活用していくことで、もっと人が入ってくる業界になるといいなーと思います。「建設業だからムリ!」じゃなくて、出来ている会社、頑張ってる会社があって、確かに経営面の実績もすごく上がってる。やれることってもっとあるかも、ってアンテナを張って、一個一個やってみることが大事ですね。

そう、やることが大事なんだ!自戒を込めて。うちも常識にとらわれずに、何が求められているのか、たくさん考えて、どんどんやっていこうと思います。

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