平成30年4月1日申請分から、経審の点数の付け方が変わります。新旧で解説します!
1.マイナス点がつくことがあり得る
以前は、社会保険に未加入だと、評価項目ではマイナスがつきますが、合算されてマイナスになっても下限ゼロということで、どんなに低くても0点でした。
これがマイナスはそのままマイナスになります。理論上は経審の最終点数そのものがマイナスになることもあります。
更に厳格化!という感じですね。
2.認められる建設機械が幅広くなる
自家用のみだった大型ダンプ車ですが、主に、建設業の用途に使用して、災害時に使用する営業用の大型ダンプ車も評価対象に追加されます。
3.建設機械は少ない台数ほど加点幅が大きい
以前は1台増えるごとに同じ点数がプラスになっていきました。
4月からは、最初の少ない台数には大きめの加点がつき、台数が増えるにつれ加点幅が小さくなります。
4.防災協定締結の有無はもっと評価されるように
これまでは最終のP点換算で+21点程度でした。
これが、+28点に。これは大きい!
今年は横浜市、神奈川県はじめ多くの自治体で定期入札参加資格申請がある年です。平成30年度、31年度分の格付が決まりますので、4月以降に申請する経審を出す、という会社様も多いはず。
1番の社保に関する減点の厳格化を除けばプラスになる改正なので、全体的な点数が少し上がるのか?と思っています。気になるのは入札参加資格の格付テーブル。前回は最大35点ボーダーが上がる、ということがありましたが、今回はどうなるのでしょうか。申請後の決定時期にならないと分かりませんが、余裕を持ったシミュレーションで申請する必要があると考えています。