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2018.09.08   スタッフブログ

建設業と後継者問題

建設業と後継者問題

ー経理 本田ですー

国土交通省の「建設業構造実態調査」によると、
「後継者問題」を経営上の課題に挙げる割合は年々右上がりになっており、
小規模な建設企業ほど、「後継者問題」を課題とする割合が高くなっているようです。

中小企業の経営者の年齢は過去20年間で大幅に高齢化し、
後継者の選定から了承までに3年以上の期間を要した企業が約40%を占めていることからも、
「後継者問題」が深刻化していることがわかります。

建設企業の「後継者問題」の視点としては、建設業許可の継続が挙げられます。
建設業許可の取得・継続・更新には、許可基準を満たす必要がありますが、
特に、経営業務の管理責任者(経管)と専任技術者(専技)については、
「後継者問題」と密接に関係しています。

経営業務の管理責任者(経管)と専任技術者(専技)は1日たりとも欠いてはならず、
許可業者様の後継者については、経営業務の管理責任者(経管)としての経験や
専任技術者(専技)としての経験が必要となってきます。

特に問題となるのは、経営業務の管理責任者(経管)です。
社長に不測の事態が発生した場合、許可業者様の建設業者としての力量に
問題がなかったとしても、経営業務の管理責任者(経管)や専任技術者(専技)
なれる方がいない場合は許可を失ってしまい、結果として、
500万円以上(建築一式工事の場合は1,500万円)の建設工事を請け負うことができなくなります。
許可業者様においては、後継者対策が遅れると場合によっては建設業許可を失って、
事業の存続が危うくなる可能性もあります。

将来的に建設会社を引き継がせようと考えている場合は、経営業務の管理責任者(経管)
候補者をあらかじめ取締役に就任させておくなど、建設業許可を維持・継続させるためにも、
早い段階から後継者対策を検討しておくことが重要です。

 

 

さて、今年の夏は本当に酷暑となりましたが、9月に入って少し過ごしやすくなってきましたね。
9月8日(土)は、「みなとみらいスマートフェスティバル2018」
開催され、後半30分間では20,000発の花火が打ち上げられました。
「神奈川新聞花火大会」が安全上の問題から2016年を最後に休止されて以来、
正式な復活ではないものの、2年の時を経て「みなとみらいスマートフェスティバル2018」の
フィナーレという形で「スカイシンフォニー イン ヨコハマ」が再び横浜港の夜を彩りました。
http://www.mmsf.jp/

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