経審点の計算式をおさらい
P点(経審点)は5要素から成り立っています。
【5要素:X1・X2・Z・Y・W】
P点=X1×0.25+X2×0.15+Y×0.2+Z×0.25+W×0.15
W点は満点取れていますか?
点数アップを考えたら、まず何よりW点から考えます。何故かというと、1項目あたり+21点というところもあり、大幅な点数アップが期待できるからです。
下の図の、ピンクの枠の部分がW点の内訳の部分です。
更に細かく見てみましょう。
上のピンクの枠のW点をズームすると…こんな感じ。
まず、赤枠の社会保険加入について。ここは全部【有】でないといけません。
加入していないと減点になります。H30.4には経審の改正もあり、これまでは「合計点が0に満たない場合は0とみなす」措置だったところ、下限撤廃!W点の最低点も、現在の0点から-1995点となることになります。
したがって、この3つの保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険)は加入必須です。
そして青枠の3項目について。
①建退共加入の有無
②退職一時金制度等の有無
③法定外労災加入の有無
それぞれP点(経審点)に換算した時、+21点となり、非常に大きな加点となります。それぞれコストの伴うものではありますが、今後の公共工事、福利厚生、危機管理といった側面からも重要な要素であるためにここに位置付けられています。【無】となっている会社様は、まずここから取り組みましょう。
加点を維持し続けるために
これらの制度は加入すればOKではありません。
建退共は証紙を購入したり、手帳を更新したりしなければいけません。上乗せ労災は毎年契約更改が。
毎回の経審で、経審を受ける基準日となる決算日時点でこれら制度に加入しているかが審査されます。決算月の頭には証紙購入、法定外労災など、問題なく運用しているかをチェックしましょう。
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